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DVD「X-MEN TRILOGY」 [エンタメ/ART/イベント]


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「X-MEN」3部作を、お得なパックにした一品。
中野の中古屋さんで3,000円也。
しかし、3作をバラで購入すれば2,500円で済みました。
1作目と2作目が500円、3作目が1,500円。
う〜ん……


これまで何度も見ている作品なので、今更購入するまでもないやと考
えていたのですが……
某ネエサンや某ニイサンから、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」を
観たという報告が相次いで来ました。
そこからです。
「よし、それやったら最初から復習を兼ねて観てやろうやないけ」と
思うようになり、次いで「今やったら、購入しても(レンタルと)値
段変わへんやろ」になり、つい「やってもうた」です(^^ゞ

映画「X-MEN」については今更書く必要もありませんね。
アメコミが原作ですが、その原作が持つ公民権問題をきちんと描いて
います。
映画の中のミュータントへの差別が、実社会の人種的、宗教的マイノ
リティーへの差別を示唆して描かれており、それ故おもしろ楽しい映
画なのに、ストーリーに深さも併せ持っています。
この点は、非常に立派ですね。
逆説的ですが、わたしゃ、いくら優れたメッセージが込められていた
としても、くだらん映画なんか観る気もしませんから。

調子に乗って、プロデューサーは3作目もつくりました。
この3作目、先に述べた公民権問題にも一応触れてはいますが、むし
ろ単純な「おもしろ楽しい」映画としてまとめられています。
でも、その甲斐あって、3部作の中ではもっとも興行成績が良かった
のだとか(^^ゞ

しかし、奢れるものは久しからず。
2作目はまだ楽しめましたが、3作目は正直駄作。
個人的には、「おもしろ楽しい」映画としても失格だと考えています。
人類の存亡をかけた一戦なのに、昔の女とよりを戻したいニイチャン
がドタバタするだけの内容。ストーリーも破綻し、観ていられません。
そもそも「X-MEN」自体がチームだったはずなのに、ウルヴァリン=
ヒュー・ジャックマンの圧倒的な人気により、3作目では他のキャラ
はどうでもいい存在に。
ハル・ベリーに至っては、アカデミー賞を受賞してしまい、出演させ
るだけでもムチャクチャお金がかかるようになりました。
当然、画面に映るのはウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンのみ。
そりゃ、あんた「X-MEN」ちゃうで。
単なる「X-MAN」やろ?

「だったら、いったんリセットしてしまい、ヒュー・ジャックマンだ
けで映画を作り続けようや!」

わたしが製作会社の一員だとしても、間違いなくそう判断しますね。
余計なコストをかけずに済み、利益率が向上しますから。
で、できあがったのが「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」というわけ。

果たして、大切なメッセージは込められているのか?
早く、この映画を観てみたいなぁ(^^ゞ

そうそう、個人的にはマグニートーが一番好きなキャラクターです。
彼のおかげで、深く、味わいのある映画になったと思いますね。




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コメント 2

ネエサン

>2作目はまだ楽しめましたが、3作目は正直駄作。

ははは....みんな同じことを思ったんですね。
by ネエサン (2010-02-28 22:47) 

Nylaicanai

ネエサン

同じですか。
ひと安心(^^ゞ

by Nylaicanai (2010-02-28 23:42) 

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